5日から6日朝にかけて関東地方などに降った大雪の影響が続いています。

■雪による転倒などで搬送も　　高速道路の通行止めも続く

今回の雪でけが人が出ています。東京消防庁によると、6日午後3時時点で、雪による転倒などで137人が搬送されたということです。

影響が残っているのが道路の通行止めです。高速道路各社は少しずつ通行止めを解除していますが、6日午後４時時点でも、神奈川県の「生麦ジャンクション」から「横浜青葉ジャンクション」の間、首都高速の「大井ジャンクション」から「熊野町ジャンクション」の間、そして首都高速の「江北ジャンクション」から東北道の「岩槻インター」の間などが、通行止めとなっています。また、首都高速の「三宅坂ジャンクション」から中央道の「八王子インター」の間も通行止めとなっていますが、中央道の「調布インター」と「八王子インター」の間の下り線は動き出しました。

■物流にも影響　配達に遅れが発生しスーパーやコンビニでも…

通行止めが長引き、物流にも影響が続いています。ヤマト運輸では東北、関東、長野県、山梨県の全域などで荷物の配達に遅れが出ています。佐川急便も関東と山梨県などで配達が遅れているということです。

日本郵便は、東北や関東、東海などで郵便物やゆうパックなどの配達に遅れが発生しています。

また、スーパーやコンビニにも影響が出ています。イトーヨーカドーやイオンは一部商品の到着が遅れたということです。そして、ミニストップでは、一部の店舗で品薄になった商品もあるとしています。

道路状況は徐々に良くなってきていますが、まだ雪が残っているところもあります。午後4時時点の積雪は、東京都心で4センチ、さいたま市で1センチ、前橋市で2センチなどとなっています。

7日は、関東では天気が回復する予想となっていますが、最低気温は都心で1℃、さいたま市で氷点下4℃などとなっていて、路面の凍結には引き続き注意が必要です。7日の朝もお出掛けの際は十分にお気をつけください。