関東を中心に相次ぐ闇バイトによる一連の強盗事件などのうち、ことし10月に発生した埼玉県所沢市の強盗致傷事件について埼玉県警などは新たに、武藤恵子容疑者(26)を強盗致傷などの疑いで逮捕しました。

武藤容疑者は“資金管理役”で捜査関係者によりますと、自身のネット銀行の口座を通じて所沢市の強盗事件の実行役やリクルーター役などへと報酬などとみられるカネを振り込んだり所沢市や東京・国分寺市での強盗事件の被害金を振り込ませたりしていたとみられています。

所沢市の事件をめぐっては、これまでに実行役の男4人のほかリクルーター役の男などがすでに逮捕されていていずれも闇バイトに応募して犯行に及んだとみられています。

警察は武藤容疑者の身柄を埼玉県内の警察署に移送し、本格的な取り調べを行うとともに、指示役など一連の事件の背景を詳しく調べています。