魅力度ランクに法的措置も示唆 群馬県知事
群馬県の12日の会見で、山本知事は、県が44位となったランキング表をモニターに表示し、憤りをあらわにしました。
群馬県・山本一太知事「根拠の乏しいデータによって、群馬県を低く位置付けている。県民に対して失礼だと思いますよね。ある意味県民を侮辱していることになると感じています」
怒りの矛先は、民間の調査会社「ブランド総合研究所」が毎年発表している「都道府県魅力度ランキング」。
今年の結果が今月9日に発表され、群馬県は44位と下から4番目でした。
山本知事からは、こんな踏み込んだ発言がありました。
群馬県・山本一太知事「県としてはしっかりとした対応をとらせていただきたい。内容を精査し弁護士とも相談の上、法的措置も検討してまいりたい」
今後、法的措置をとる可能性を示唆したのです。
群馬県が去年の40位から順位を4つ下げて、44位となった根拠についても苦言を呈しました。
群馬県・山本一太知事「なぜ群馬県の順位が下がったのか、その理由は判然としていません。根拠の不明確なランキングによって本県に魅力がないと誤った認識が広がることは、県民の誇りを低下させるのみならず、経済的な損失にもつながるゆゆしき問題だと思っています」
一方、ブランド総合研究所は、山本知事が法的措置も示唆していることについて、「我々は厳正な調査を行い結果を出している。言論の自由などの権利は我々にはないのかといいたい。山本知事の発言も何を意図しているのか理解に苦しむ」と反論しました。
最下位の47位となった茨城県の知事は。
茨城県・大井川和彦知事「魅力度ランキング自体が少し賞味期限切れてきたかなと。最下位になろうが何しようが、我々にとってはあまり痛くもかゆくもない」