時速194キロ死亡事故 元レーサー「運転操作が困難」と証言 大分市
大分県大分市で起きた時速194キロの車による死亡事故の裁判員裁判は8日、証人尋問が行われ、元レーサーでプロのドライバーが「194キロでの走行は運転操作が困難になる」と証言しました。
2021年2月、大分市大在の県道交差点で小柳憲さんが車で右折しようとしたところ、時速194キロの車と衝突し亡くなりました。
当時19歳の男が危険運転致死の罪に問われていて裁判員裁判3日目となる8日は元レーサーでプロのドライバーの証人尋問が行われました。
プロのドライバーは現場の県道はわだちや段差が多いとした上で「時速194キロで走行した場合、車体の揺れは大きく運転操作が困難になる」と証言。
一方、弁護側は「証人は県道にどのようなわだちや凹凸があったか、具体的に特定する作業を行ったわけではない」と指摘しました。
裁判は危険運転致死罪が成立するかが最大の争点で判決は今月28日に言い渡されます。