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立山室堂は銀世界 平年より約1か月遅れの初冠雪

2024年11月8日 21:21
立山室堂は銀世界 平年より約1か月遅れの初冠雪

朝から晴れて青空が広がったきょう、富山地方気象台は、立山の初冠雪を発表しました。

美しい銀世界が広がる立山・室堂周辺へKNBの取材班が向かいました。

土井記者「青と白のコントラストがまぶしい立山室堂です。雄大な景色を楽しもうと多くの観光客でにぎわっています」

標高2450メートルの室堂は、今月5日夜から積もり始めた雪で、一面、銀世界。

台湾や韓国、中国を含め、国の内外から訪れた観光客が写真を撮ったり、雪で遊んで寝転んだり。思い思いに楽しんでいました。

こちらの、手を振っていた家族は。

【群馬から】「立山(の石碑)のところはライブカメラがあるから立てと言われて 息子が今、群馬の自宅で見ています」「ちょうどいい雪景色に会えてすばらしいです」

【広島から】「景色が広大だからきれい」

【札幌から】「思わぬところで雪になったので」「とっても感動しています」

ミクリガ池には、美しい、逆さ立山の姿がー。

稜線が青空に浮かび上がり、雄山神社もくっきりと見えます。

その周辺の雪の上には、ライチョウの足跡がたくさんついていました。

室堂周辺の観光関係者は、今シーズンは、立山トンネルを走るトロリーバスの引退などトピックスがあったことに加え、積雪が平年より1か月ほど遅れたことで集客に役立ったといいます。

【ホテル立山 本波哲也副支配人】「外に散策できる機会が増えたということで 大変好評な評価 鉄道マニアであったり、素晴らしい2000メートル以上の環境に関心を持たれた方が多くおられましたので大変助かっている」

立山を気軽に観光できるのは今月末まで。

このあと厳しい冬の季節を迎えます。

ことし立山での積雪は平年より遅く、富山地方気象台が観測した立山の初冠雪は、記録が残るなかでは、最も遅い1977年の11月9日より1日早い観測でした。

最終更新日:2024年11月8日 21:21
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