今年度の文化勲章の受章者と文化功労者が発表され、読売巨人軍終身名誉監督の長嶋茂雄さん（８５）やノーベル物理学賞の受賞が決まった真鍋淑郎さん（９０）らが選ばれました。

プロ野球選手の分野で初めて、文化勲章を受章する長嶋茂雄さんは、「ミスター・ベースボール」など様々な愛称で呼ばれ、「プロ野球が生んだ国民的ヒーロー」などと評価されました。また、東京オリンピックで開会式の聖火リレーに参加し、大会の盛り上げに貢献したことも理由となっています。

長嶋茂雄さん「皆さんのおかげで（文化勲章を）もらったということは非常にうれしい気持ちです。日本のスポーツのなかで野球というものは、やっぱりなんともいえないスポーツだと思っています」

文化勲章には、ほかにも、歌舞伎俳優の尾上菊五郎さん（７９）やノーベル物理学賞の受賞が決まった真鍋淑郎さんなど合わせて９人が選ばれました。

また、文化功労者には、「若大将」シリーズで知られる俳優で歌手の加山雄三さん（８４）、劇作家の唐十郎さん（８１）ら２１人が選ばれています。

加山さんは、「大変光栄であり、うれしく、そしてビックリしております」とコメントしています。