東京都知事選ラストスパート 戦い方に変化も…残り1週間 各陣営が全力アピール【バンキシャ!】
東京都知事選の投開票日まであと1週間。日本テレビと読売新聞が行った世論調査と取材をもとに選挙情勢を分析したところ、小池氏がリード、蓮舫氏と石丸氏が追う展開であることがわかりました。バンキシャ!は、3週にわたり4人の主要候補者を徹底取材。残り1週間、ラストスパートをかけるなか、それぞれの戦略に変化も出ていました。(真相報道バンキシャ!)
◇
30日、東京・江東区の大きな運河の前に、報道陣が集まっていた。すると、遠くから声が聞こえてきた。そこに船に乗って登場したのは、現職の小池百合子氏だ。
東京都知事・小池百合子氏(71)
「川の活用はとても重要でございます。そのことをお訴えするため、きょうは船に乗っております」
音を聞きつけ集まった住民に、支持を訴えた。
ちょうど同じ頃。東京・銀座の歩行者天国を、多くの人が埋め尽くしていた。バンキシャ!が間をぬって進むと、その先にいたのは、前参議院議員の蓮舫氏だ。
前参院議員・蓮舫氏(56)
「表にでてこない小池候補“AIゆりこ”だそうですね。わたしのAIは皆さんに『会い』に行くAIです」
一方、東京・渋谷の区役所前。ここにも多くの人が…。広島県安芸高田市の前市長・石丸伸二氏が演説を行っていた。
広島・安芸高田市前市長の石丸伸二氏(41)
「みなさんのスマホに入っているLINEのお友達、上から順番に石丸伸二の動画、送りつけてOKです」
「みなさんの力で東京を動かして、日本を動かしてください」
選挙戦もいよいよ残り1週間。バンキシャ!は、それぞれにラストスパートをかける候補者たちを追った。
◇
29日、バンキシャ!は石丸氏の演説会場へ。
バンキシャ!
「東京を動かそうというポロシャツを着ている人がほとんど。紫色の何かを身につけている」
ポロシャツ以外でも紫色のものを身につけるボランティアたち。そのワケは…。
石丸氏陣営のボランティア・大学生
「どんどんみんなが取りに行くうちに、貸し出し用(ポロシャツ)がなくなってしまったそうで」
中には手作りのうちわを持つ、ボランティアの姿も。
6月22日と30日の街頭演説(石丸伸二後援会Xより)を比べると、紫色の割合がわかる範囲で増えているように見える。
陣営によると、SNSなどで呼びかけたボランティアには5000人を超える応募があったという。どういった人が登録しているのか…。
石丸氏陣営のボランティア・大学生
「大学1年です」
石丸氏陣営のボランティア・大学生
「千葉県民です」
「YouTubeで最初知って。それから動画見て」
ネットでの人気を強みとする石丸氏。
広島・安芸高田市前市長の石丸伸二氏(41)
「まずは教育。とにかく教育。ここにこだわって政策を進めていきたいと考えています」
「もうひたすら自分の存在を示し、そして言葉を伝えていく。こればっかりです」
◇
一方、「公務優先」としてきた小池氏。29日も視察が入っていた。史上初めて都内を走る路面電車内で行われた、プロレスイベントを視察。
「知事ありがとうございました」と話すレスラーに、「最後に空手チョップ」と返答する小池氏。そんな公務優先の小池氏の戦いぶりにも変化が…。
1週間前(21日)には「本日も小池百合子東京都知事は、公務のためこの車に乗ることができませんでした」と、選挙カーに本人の姿はなかったが、29日は、自ら車に乗り込んだ。
東京都知事・小池百合子氏(71)
「本人でございます。リアルゆりこでございます」
さらにこの日、小池氏が選挙戦で初めて行ったのは、23区内での街頭演説。その会場近くには、緑のポロシャツを着ている大勢の人がいた。おそろいのポロシャツ姿で、会場へ。
公明党・足立区議
「自主的なサポーターです。小池さんのファンです。大勝利確信してます」
公明党の区議らが自主的に応援。さらに…。
都民ファーストの会・足立区議
「都知事を応援している」
「都民ファーストの会の議員です」
小池氏が特別顧問を務める都民ファーストの会の議員らがビラを配っていた。
東京都知事・小池百合子氏(71)
「今回も東京を守る。そのためには人を守る、命を守る、そして命を育んでいくお母さんたちも守る」
小池氏は公務をこなしながらも、有権者とふれあう機会を増やしていた。
◇
一方、蓮舫氏の戦い方にも変化が。
前参院議員・蓮舫氏(56)
「徹底した若者支援がいると思っています」
バンキシャ!
「蓮舫さんのハイタッチ会が行われていて、多くの人が来ています」
時間をかけて、多くの人とふれあっていた。
──ハイタッチ、サインが、先週より今週の方が多かった気がするが?
前参院議員・蓮舫氏(56)
「回を追うごとに会いに来てくれる方がすごく多くなった。できるだけ丁寧に対応してるつもり」
子どもからサインを求められると、「ひらがなでね、れんほうって書いておくよ」と対応する蓮舫氏。子どもは、「感動した。よかった」と話した。
蓮舫氏陣営スタッフ
「本人としては、皆さんと接触して、話を聞いて、写真撮ったり握手したり。きつい、怖いより、フレンドリー」
“ふれあい重視”の戦略は、商店街でも。「会いに行ける候補。会いに行く候補」と蓮舫氏陣営がアナウンスする中、歩く蓮舫氏。すると偶然出くわしたのが、元航空幕僚長の田母神俊雄氏だ。
元航空幕僚長の田母神俊雄氏
「いやいやいや」
前参院議員・蓮舫氏(56)
「お疲れさまです」
元航空幕僚長の田母神俊雄氏
「頑張ってください」
前参院議員・蓮舫氏(56)
「お互い頑張りましょう」
元航空幕僚長の田母神俊雄氏(75)
「たった今、蓮舫さんが応援に来てくれました。ありがとうございます」
◇
29日、東京・下北沢駅前。
さらなる支持拡大へ。29日、東京・下北沢駅前では…。
元航空幕僚長の田母神俊雄氏(75)
「特に若い人たちに実質所得が増えるような、恩恵を被るような政策をとっていきたい」
東京・高田馬場駅前でバンキシャ!が取材していると、田母神氏が演説中、陣営スタッフから、演説の終わりの合図が。しかし、その後も演説を続けること20分以上。
──終わりも何回も出て熱が入ってましたけど…?
元航空幕僚長の田母神俊雄氏(75)
「熱を入れないと負けちゃうから」
◇
あわせて56人が立候補している東京都知事選挙。投開票日は1週間後だ。
(6月30日放送『真相報道バンキシャ!』より)
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30日、東京・江東区の大きな運河の前に、報道陣が集まっていた。すると、遠くから声が聞こえてきた。そこに船に乗って登場したのは、現職の小池百合子氏だ。
東京都知事・小池百合子氏(71)
「川の活用はとても重要でございます。そのことをお訴えするため、きょうは船に乗っております」
音を聞きつけ集まった住民に、支持を訴えた。
ちょうど同じ頃。東京・銀座の歩行者天国を、多くの人が埋め尽くしていた。バンキシャ!が間をぬって進むと、その先にいたのは、前参議院議員の蓮舫氏だ。
前参院議員・蓮舫氏(56)
「表にでてこない小池候補“AIゆりこ”だそうですね。わたしのAIは皆さんに『会い』に行くAIです」
一方、東京・渋谷の区役所前。ここにも多くの人が…。広島県安芸高田市の前市長・石丸伸二氏が演説を行っていた。
広島・安芸高田市前市長の石丸伸二氏(41)
「みなさんのスマホに入っているLINEのお友達、上から順番に石丸伸二の動画、送りつけてOKです」
「みなさんの力で東京を動かして、日本を動かしてください」
選挙戦もいよいよ残り1週間。バンキシャ!は、それぞれにラストスパートをかける候補者たちを追った。
◇
29日、バンキシャ!は石丸氏の演説会場へ。
バンキシャ!
「東京を動かそうというポロシャツを着ている人がほとんど。紫色の何かを身につけている」
ポロシャツ以外でも紫色のものを身につけるボランティアたち。そのワケは…。
石丸氏陣営のボランティア・大学生
「どんどんみんなが取りに行くうちに、貸し出し用(ポロシャツ)がなくなってしまったそうで」
中には手作りのうちわを持つ、ボランティアの姿も。
6月22日と30日の街頭演説(石丸伸二後援会Xより)を比べると、紫色の割合がわかる範囲で増えているように見える。
陣営によると、SNSなどで呼びかけたボランティアには5000人を超える応募があったという。どういった人が登録しているのか…。
石丸氏陣営のボランティア・大学生
「大学1年です」
石丸氏陣営のボランティア・大学生
「千葉県民です」
「YouTubeで最初知って。それから動画見て」
ネットでの人気を強みとする石丸氏。
広島・安芸高田市前市長の石丸伸二氏(41)
「まずは教育。とにかく教育。ここにこだわって政策を進めていきたいと考えています」
「もうひたすら自分の存在を示し、そして言葉を伝えていく。こればっかりです」
◇
一方、「公務優先」としてきた小池氏。29日も視察が入っていた。史上初めて都内を走る路面電車内で行われた、プロレスイベントを視察。
「知事ありがとうございました」と話すレスラーに、「最後に空手チョップ」と返答する小池氏。そんな公務優先の小池氏の戦いぶりにも変化が…。
1週間前(21日)には「本日も小池百合子東京都知事は、公務のためこの車に乗ることができませんでした」と、選挙カーに本人の姿はなかったが、29日は、自ら車に乗り込んだ。
東京都知事・小池百合子氏(71)
「本人でございます。リアルゆりこでございます」
さらにこの日、小池氏が選挙戦で初めて行ったのは、23区内での街頭演説。その会場近くには、緑のポロシャツを着ている大勢の人がいた。おそろいのポロシャツ姿で、会場へ。
公明党・足立区議
「自主的なサポーターです。小池さんのファンです。大勝利確信してます」
公明党の区議らが自主的に応援。さらに…。
都民ファーストの会・足立区議
「都知事を応援している」
「都民ファーストの会の議員です」
小池氏が特別顧問を務める都民ファーストの会の議員らがビラを配っていた。
東京都知事・小池百合子氏(71)
「今回も東京を守る。そのためには人を守る、命を守る、そして命を育んでいくお母さんたちも守る」
小池氏は公務をこなしながらも、有権者とふれあう機会を増やしていた。
◇
一方、蓮舫氏の戦い方にも変化が。
前参院議員・蓮舫氏(56)
「徹底した若者支援がいると思っています」
バンキシャ!
「蓮舫さんのハイタッチ会が行われていて、多くの人が来ています」
時間をかけて、多くの人とふれあっていた。
──ハイタッチ、サインが、先週より今週の方が多かった気がするが?
前参院議員・蓮舫氏(56)
「回を追うごとに会いに来てくれる方がすごく多くなった。できるだけ丁寧に対応してるつもり」
子どもからサインを求められると、「ひらがなでね、れんほうって書いておくよ」と対応する蓮舫氏。子どもは、「感動した。よかった」と話した。
蓮舫氏陣営スタッフ
「本人としては、皆さんと接触して、話を聞いて、写真撮ったり握手したり。きつい、怖いより、フレンドリー」
“ふれあい重視”の戦略は、商店街でも。「会いに行ける候補。会いに行く候補」と蓮舫氏陣営がアナウンスする中、歩く蓮舫氏。すると偶然出くわしたのが、元航空幕僚長の田母神俊雄氏だ。
元航空幕僚長の田母神俊雄氏
「いやいやいや」
前参院議員・蓮舫氏(56)
「お疲れさまです」
元航空幕僚長の田母神俊雄氏
「頑張ってください」
前参院議員・蓮舫氏(56)
「お互い頑張りましょう」
元航空幕僚長の田母神俊雄氏(75)
「たった今、蓮舫さんが応援に来てくれました。ありがとうございます」
◇
29日、東京・下北沢駅前。
さらなる支持拡大へ。29日、東京・下北沢駅前では…。
元航空幕僚長の田母神俊雄氏(75)
「特に若い人たちに実質所得が増えるような、恩恵を被るような政策をとっていきたい」
東京・高田馬場駅前でバンキシャ!が取材していると、田母神氏が演説中、陣営スタッフから、演説の終わりの合図が。しかし、その後も演説を続けること20分以上。
──終わりも何回も出て熱が入ってましたけど…?
元航空幕僚長の田母神俊雄氏(75)
「熱を入れないと負けちゃうから」
◇
あわせて56人が立候補している東京都知事選挙。投開票日は1週間後だ。
(6月30日放送『真相報道バンキシャ!』より)