断水で2か月以上「消火栓」使えず 石川・珠洲市
能登半島地震の被災地、石川県珠洲市では、断水の影響などで2か月以上、市内の消火栓が使えない状況が続いています。市の消防では、火の取り扱いに気をつけるよう呼びかけています。
珠洲市では、市内に608か所の消火栓がありますが断水の影響などで9割が使えない状況が続いています。
珠洲市では、地震後に住宅密集地から出火したため消防が近くの防火水槽や用水路の水を使って消火活動をしましたが鎮火にはおよそ14時間がかかり住宅など7棟が焼けました。
その後、市内では1件の火災がありましたが鎮火後の通報だったため消火活動は行われていません。
市民
「心配ですよね。気が気じゃない」
市民
「気を付けるしかない。電気とかショートしないように」
現在は、金沢市の消防からタンク付きの車両2台が応援に入っています。
珠洲消防署は、火の取り扱いに今まで以上に注意するとともに空気が乾燥する季節なので、野焼きなどはやめてほしいと呼びかけています。