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台風3号 発達しながら北上中 離れた所を通過しても大雨おそれ

2023年6月8日 18:26
台風3号 発達しながら北上中 離れた所を通過しても大雨おそれ
台風3号の予想進路(8日午後3時時点)

フィリピンの東にある台風3号が、発達しながら北上中です。台風は、来週前半にかけて日本の南を通過する見込みで、再び梅雨前線の活動が活発になるおそれもあり、今後の情報に注意が必要です。

台風3号は、午後3時現在、フィリピンの東にあって、時速15キロで北西に進んでいます。中心気圧は985ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は30メートルとなっていて、この時間から、風速25メートル以上の暴風域ができました。

台風は、今後も発達しながら北上を続け、9日(金)には「強い」勢力となり、11日(日)頃から12日(月)頃にかけて、沖縄地方に接近するおそれがあります。

沖縄地方の沿岸の海域では、11日(日)頃から次第にしける見込みで、特に大東島地方では、台風の進路によっては11日(日)頃から12日(月)頃にかけて大しけとなって、暴風が吹くおそれがあります。

その後、台風は、来週前半にかけて日本の南を通過する見込みです。

台風の進路は次第に定まってきていて、本州の陸地に接近する可能性は低くなってきています。ただ、来週前半は、西日本から東日本の南岸付近に梅雨前線が停滞する見込みで、この前線に台風が持ち込む暖かく湿った空気が流れ込み、前線の活動が活発化し、大雨となる可能性があります。

台風の進路をこまめに確認するとともに、大雨情報に十分注意してください。