神社に人を恐れないイノシシ 年明けからは…ほぼ毎日“参拝” 山口・下関市
山口県下関市にある神社の境内にイノシシが出没しています。地面を掘り返したりドングリを食べたりする姿がカメラで確認できます。この神社に、イノシシが現れるようになったのは去年12月中旬だといいます。
記者
「人間を恐れないですね」
地元の人
「ずっとこの1週間、家の周りを掘って回っていた」
神社の宮司
「当初は迷って野に出てきたんだろうと。山に追い返せばもう来ないだろうと。年が明けてからほぼ毎日やってくる」
イノシシが人を恐れず、追い払ってもあまり効果はないということです。下関市では地元の猟友会の協力を得て箱わなを設置し、様子を見ていきたいとしています。
27日、市の担当者が神社の関係者とともに境内を回って箱わなの設置場所などを協議しました。
この神社は参拝客が多く、境内にある公園では、地元の人たちがグラウンド・ゴルフを楽しんでいます。神社の至る所で、イノシシが掘り返した跡が確認できます。
「ミミズか木の根っこを食べようとしたんでしょう」
襲われてケガをした人はいないということです。
神社の宮司
「体の大きさが少しずつ大きくなっていくのが分かる。大きくなって一般の方や参拝者に危害を加えないとも限りませんので、小さいうちに捕獲ができれば」