東京都はトラックの荷台に派手な色遣いや発光を伴って繁華街などを走行する広告宣伝車について、ことし6月から都外ナンバーの車両についても規制対象にすると発表しました。

都内の繁華街ではトラックの荷台に映像を映すなどした広告宣伝車が低速で周回走行していますが、都はこれまで過度な発光をするデザインの広告などは、運転者の注意力を低下させたり景観に悪影響を与える恐れがあるとして、都内ナンバーの車両を対象に規制を行っていました。

しかし現在、都内の繁華街などを走る派手なデザインの広告宣伝車はほとんどが「都外ナンバー」の車両で、規制対象外となっていることから、都は、ことし6月30日から規制の対象を都外ナンバーの車にも広げると発表しました。

この規制によって、都外ナンバーの車両でも荷台に映像を映し出すような広告形態は禁止されるほか、宣伝活動を行う区などに屋外広告物の許可を受けることなどが求められます。

都は22日から、事業者向けの説明動画をホームページで公開しています。