過度なデザインのトラック広告宣伝車 都内走行の全車両に規制拡大へ
東京都は、トラックの荷台に過度なデザインや発光を行って繁華街などを走行する広告宣伝車について、規制の対象とする車両を都内ナンバーだけでなく、都内を走行するすべての車両に拡大する方針を示しました。
都内の繁華街では、トラックの荷台に映像を映すなどした広告宣伝車が低速で周回走行していますが、東京都は、発光するデザインのものなどは、運転する人の注意力を低下させたり、景観に悪影響を与えたりする恐れがあるとして、都内ナンバーの車両を対象に規制を行っていました。
しかし現在、都内の繁華街などを走る派手なデザインの広告宣伝車は、ほとんどが都外ナンバーの車両で、規制の対象外となっています。
これを受けて都は、26日午前に行われた有識者などを集めた審議会で、都外ナンバーの広告宣伝車についても、都内を走行する場合は規制の対象にする方針を示し、了承されました。
都は今後、年内にパブリックコメントを行い、年明けに条例の施行規則を改正するとしています。その後、事業者への説明会などを行って周知した上で、来年5月に施行する方針です。