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愛子さま 日本赤十字社に就職へ 「お気持ち」を発表

2024年1月22日 21:13
愛子さま 日本赤十字社に就職へ 「お気持ち」を発表

この春、日本赤十字社に就職されることが内定した天皇皇后両陛下の長女・愛子さま。22日、お気持ちが発表されました。

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22日午後5時半すぎ、学習院大学から皇居に戻る際、笑顔で会釈された愛子さま。大学卒業後、4月1日から日本赤十字社に嘱託職員として就職されることになりました。

愛子さまは、その日本赤十字社を去年10月、両陛下とともに初めて訪れ、殉職した救護員の慰霊碑に、白いユリの花束を手向けられました。

長年、愛子さまを取材してきた皇室ジャーナリストは、今回の発表に驚いたといいます。

日本テレビ客員解説員 井上茂男さん
「(愛子さまは)大学院に進んで日本文学の研究を深められると思っていた。日本赤十字社への内定というのは驚きました。天皇家の内親王が研究職でなく就職するのは、おそらく初めて。

2年前の成年にあたっての記者会見を振り返りますと『社会貢献への強い思い』を語られていましたので、今回の日本赤十字社への就職の内定と聞いて『愛子さまらしい』といいますか、社会貢献に対する強い思いがおありなんだろうなと思いました」

愛子さま(2022年3月、成年後の記者会見)
「皇室は、国民の幸福を常に願い、国民と苦楽を共にしながら務めを果たすということが基本であり、最も大切にすべき精神であると、私は認識しております。ボランティアとして被災地で活躍されている方々の様子をテレビなどの報道で目にしまして、人の役に立とうと懸命に活動されている姿に非常に感銘を受けました」

災害の救護や医療活動、社会福祉事業などを行う日本赤十字社。歴代皇后が名誉総裁を務め、皇后さまも全国赤十字大会などに出席し、功績のあった個人や団体をたたえられてきました。

福祉活動全般に関心があるという愛子さま。去年の大会直前の5月、日本赤十字社から両陛下への説明の場にも初めて同席し、質問しながら熱心に聞かれていたといいます。

日本テレビ客員解説員 井上茂男さん
「思い出すのは紀宮さま、黒田清子さんですね。大学を卒業した後、山階鳥類研究所の非常勤の研究員助手として勤務されました。慕われる叔母ですから、その後ろ姿も参考にされたんだなと思いました。

今後、成年皇族として公務とご自分のお仕事と両立しながら、活動の幅を広げていかれるだろうなと、心から応援したいというふうに思います」

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そして、愛子さまのお気持ちが発表されました。

「身の引き締まる思いがいたします。これからも様々な学びを続け、一社会人としての自覚をもって仕事に励むことで、微力ではございますが、少しでも人々や社会のお役に立つことができればと考えております」

4月から日本赤十字社の嘱託職員として週何回か勤務され、仕事の内容などはこれから決まるということです。