コメの生産目安 来年は今年の目安と同水準に
県内でどれぐらいの量の主食用米をつくるのが適当か、その指標となる来年の生産の目安が決まりました。県全体で生産の目安は40万1300トン。今年の目安とほぼ同じ水準です。
コメの需要が減り続ける中、供給とのバランスをとり価格の安定に繋げようと農林水産省は国全体の適正な生産量を示しています。生産の目安はこれに基づき行政やJAなどでつくる秋田県農業再生協議会が2018年産米から示しているものです。5日に示された来年の主食用米の生産の目安は県全体で40万1300トンで、面積換算では6万9550ヘクタールです。今年の目安と比べて生産量は2600トン、面積換算で450ヘクタールほど増えましたが ほぼ同じ水準です。背景にあるのが県産米の在庫量です。2年続けての不作などによって在庫量は今年6月時点で11万トンまで減りました。来年6月には8.2万トンまで減る見通しで、県は「コメの価格が回復基調にある中、今の需給バランスをより確かなものとするため」8万トンの在庫量を維持したい考えです。