秋田市の卸売市場で初競り 掛け声響き活気づく
秋田市の卸売市場で初競りが行われ、関係者の掛け声で市場が一気に活気づきました。
午前5時すぎの秋田市の公設地方卸売市場。商売繫盛を願う新春恒例の初せり式に市場関係者が顔をそろえました。
秋田市卸売市場協会の藤研吾理事長が「全国の生鮮水産物、青果物花きを秋田県内の皆さんに早く安くお届けするのが市場の使命であり、市場一丸となって頑張る所存です」とあいさつしました。
青果物の市場では初競り恒例の野菜や果物を積んだ宝船に注目が集まりました。大小それぞれ3艘合わせて6艘が用意され、大きいものは最高で90万円で競り落とされました。
競り落とした松紀の佐藤文信社長は「暗いニュースからスタートしたという部分では残念な年明けになったと思いますけど、明るい1年になるよう本当に市場も頑張りますのでよろしくお願いしたい」と話していました。
年末年始、全国的に天候に恵まれたことから水産物、青果物ともに年初の価格は例年並みと予想されています。