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県内の「SNS型投資詐欺」「ロマンス詐欺」被害額 5か月で2億8千万円を超える 手口はさまざまで巧妙化…おかしいと思ったらすぐに相談を

2024年6月27日 11:58
県内の「SNS型投資詐欺」「ロマンス詐欺」被害額 5か月で2億8千万円を超える 手口はさまざまで巧妙化…おかしいと思ったらすぐに相談を
SNSを通じてうその投資話をもちかけて金をだまし取るSNS型投資詐欺と、恋愛感情や親近感を抱かせて金をだまし取るロマンス詐欺の被害額が、今年1月から先月末までの5か月間で合わせて2億8000万円を超えたことがわかりました。6月に入っても被害が相次いで確認されていて、警察が強く注意を呼びかけています。

県警察本部のまとめによりますと、先月末までの5か月間に、県内で確認されたSNS型投資詐欺は13件で、被害額はおよそ1億5000万円でした。

ロマンス詐欺も13件で、被害額は1億3600万円余りにのぼっています。

架空の料金を請求する詐欺など、警察が特殊詐欺と分類している被害は、先月末までで51件で、数は多いものの、被害額は4000万円余りで、SNS型投資詐欺とロマンス詐欺が大きく上回りました。

SNS型投資詐欺もロマンス詐欺も、やりとりを重ねて人間関係をつくり、相手を信じ込ませた上で金をだまし取るのが特徴で、被害額が大きくなる傾向にあります。

SNS型投資詐欺は著名人や投資のプロをかたったり、アプリを使って実際にもうかっているようにみせかけたりするなどの手口が目立っています。

ロマンス詐欺は外国人を装って、甘い言葉をかけてくるケースもみられています。

手口はさまざまで、かつ巧妙化していて、全国で年代を問わずに被害が確認されています。県内でも被害が今年特に急増し、今月も次々と明らかになっていて、後を絶たない状況です。

県警察本部は金を振り込む前に必ず家族や友人などに相談し、おかしいと思ったらすぐ警察に相談するよう、繰り返し、強く注意を呼びかけています。

「わたしは大丈夫」と思わずに、一人ひとりが気を付ける必要があります。
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