小学生に認知症への理解を深めてもらおうという養成講座が美郷町で開かれました。町は若い世代も含めて地域が一体となって、認知症の人を見守る取り組みを進めています。

美郷町の仙南小学校で開かれた認知症キッズサポーターの養成講座。小学生にも認知症への理解を深めてもらおうと町が今年度始めました。

講座では典型的な症状などを確認し、認知症の人への接し方などを学びました。

県のまとめによりますと、県内の65歳以上の18.48パーセントにあたるおよそ6万6000人が認知症だと推計されています。美郷町は、高齢化が加速する中、世代を超えて見守りの目を増やすことが地域の安心につながるとしてキッズサポーターの養成を進めています。

美郷町は来年度以降も町内の小学校で養成講座を開いて、認知症の人を地域一体となって見守る取り組みをさらに進めることにしています。