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発がん性物質アスベストが想定を大幅に超える範囲で使用されていたため…旧秋田市文化会館 解体費用増・工期も半年あまり延びる見通し

2025年1月23日 18:00
発がん性物質アスベストが想定を大幅に超える範囲で使用されていたため…旧秋田市文化会館  解体費用増・工期も半年あまり延びる見通し

解体工事が進められている旧秋田市文化会館に、発がん性物質のアスベストが当初の想定を大きく上回る範囲に含まれていたことがわかりました。

この対策のため、解体工事は事業費がおよそ2億2800万円増え、工期も半年余り延びる見通しとなっています。

施設の老朽化に伴って2022年に40年余りの歴史に幕を下ろした旧秋田市文化会館は、約9億2400万円をかけて去年7月から来年5月末までの工期で解体される計画でした。

秋田市によりますと、当初からホールの床の接着剤や煙突などに発がん性物質のアスベストが含まれていることがわかっていましたが、解体工事を請け負う業者の調査で、ロビーや会議室の床の接着剤、それに屋上の防水材からも検出されたことが新たにわかりました。

このアスベストの対策のため事業費はおよそ2億2800万円増えて11億5200万円余りになり、工期は来年12月16日まで半年余り延長される見通しとなりました。

解体された跡地の活用方法は決まっていませんが、秋田市の穂積市長は、八橋地区での建設を予定している新たなスタジアムの駐車場として使う可能性に言及しています。

最終更新日:2025年1月23日 18:32
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