県内は19日、気温がぐんぐん上がり記録的な暖かさとなりました。秋田市など5地点で今年初めて20度を超えたほか、ほとんどの地点で2月の観測記録を更新しています。

秋田市旭北栄町の鱗勝院では一足早く春の訪れを告げる花が咲き始めています。ろう細工のような質感と光沢が特徴のロウバイは例年、3月に入ってから咲くことが多いということですが、暖かい日が続いたため、いつもより早く蕾がほころびました。境内の一角にあるコウバイも例年より2週間ほど早く花が開き始めています。

19日は二十四節気のひとつ、雨水です。降り積もった雪がとけだす頃といわれていますが、今年は記録的な暖冬で県内は広く積雪がありません。午前中は日差しもたっぷり降り注ぎました。次第に雲が増えたものの暖かい空気の影響で、日中は気温がぐんぐん上がりました。

秋田市は最高気温20.1度を観測し、2月に初めて20度を超えました。このほか大館市や由利本荘市など4地点でも20度を超え、ほとんどの地点で2月の観測記録を更新しています。ただ19日夜は広く雨が降り、この雨を境に県内には冷たい空気が流れ込みます。20日は一転、気温が急降下する見込みです。20日の最高気温は秋田市、大館市、横手市いずれも6度と予想されています。気温差で体調を崩さないようお気を付けください。