男性陸士長が422日間の無断欠勤で懲戒免職 全国各地を転々と「私的な悩みから逃げようと思った」
陸上自衛隊の28歳の男性陸士長が、1年あまりにわたり無断で欠勤したとして、29日付で懲戒免職となりました。
陸上自衛隊秋田駐屯地によりますと、28歳の男性陸士長は、去年3月19日の午後10時ごろ、上司から許可を得ているかのように装い、秋田駐屯地から不正に外出しました。
翌日の午後5時ごろ、駐屯地内の集合場所に来ないことから発覚しました。
陸士長はその後、全国各地を転々としながら生活を続けていたということです。
今年5月17日に三重県内で捜索中の隊員に保護されました。
422日間にわたっての無断欠勤です。
自衛隊の聞き取りに対し「私的な悩みから逃げようと思った」と話しているということです。
陸士長は、29日付で懲戒免職となりました。
また、点呼による隊員の所在の把握を怠ったとして、55歳の男性陸曹長が減給処分を受けています。