東京の大動脈に“車走らず”…首都高通行止め3日目 ようやく除雪終了
5日、東京にも降った大雪によって一部、通行止めが続いていた首都高速道路はようやく除雪が終了し、すべての通行が再開されました。3日間にわたって首都圏の大動脈が混乱したことで、7日も品物が届かないなどの影響が続きました。
7日朝、“東京の大動脈”首都高速。
記者
「堀切ジャンクションの上空です。車が走っている車線と全く走っていない車線があります」
「小菅ジャンクション上空です。路肩には雪が残っている場所があります」
大雪に備える予防的措置で通行止めとなってから丸2日。7日も一部区間で通行止めが続き、大都市・東京の大動脈に車が1台も通らない“異様な光景”も見られました。
5日に都心をおそった大雪。首都高は7日の朝までの通行止め解除を目指し、夜通しの除雪作業を行いましたが、朝になっても8路線で通行止めになっていました。午後4時半になって通行止めが解除され、全線再開しました。
そのため、7日の日中、都内の各地で発生したのが、首都高を迂回(うかい)する車の下道渋滞です。物流にも影響を及ぼしました。
千葉県市川市にある通販の商品などを配送する会社。
――首都高の影響
「みんな下に逃げてくるので」
6日は大幅に配送が遅れたため、7日は時間に余裕をもって東京・足立区に向け出発しました。普段なら30分ほどで行ける距離ですが、出発してそうそうに渋滞に遭遇。
――(渋滞時に)もしトイレに行きたくなったら
「近所のコンビニか入れるところに入る」
結局、目的地に到着したのは約1時間後でした。
――けっこうかかりましたね
「そうですね。予定より30分か40分遅れ。思ったよりも混んでいましたね。警戒して早めに出てよかった」
なぜ通行止めは長引いたのか。その理由のひとつが、都市部を走る高速ならではの構造です。
郊外を走る高速道路は、地面と接しているため熱が伝わり、雪がとけやすい一方、高架橋が多い首都高は冷たい風が吹き抜けて雪がとけにくいといいます。
また、路肩がせまく集めた雪を路肩にためることができないので、道路外に運び出す作業にも時間がかかっているというのです。
その影響は私たちの食卓にも出ていました。
7日午後、都内の青果店を困らせていたのが、野菜の“入荷ストップ”です。
レ・アルかきぬま・青果担当 柿沼優助さん
「やっぱり、首都高が止まっているんで、西からの品物がなくて、ピーマンだったり、なすだったりは西からの品物が多いので、そのへんがかなり来なくて困っています」
市場関係者に確認したところ…
レ・アルかきぬま・青果担当 柿沼優助さん
「あしたも全然見通しがつかない感じ。(約)3日分の在庫しかもっていないんで、そろそろなくなっちゃうんで、 ゆっくりでいいんで品物が少しずつ来てもらえればうれしいです」
そして、通行止めが始まってから約53時間がたった午後4時半ごろ、ようやく除雪が終了し、すべての通行が再開されました。
首都高は「長時間に及ぶ通行止めとなり、多大な不便・迷惑をかけたことをお詫び申し上げる」とコメントしています。