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木の枝が折れ男性死亡 7月末の点検で“異常確認されず” 国交相「大変重たい事態」

2024年9月13日 14:07
木の枝が折れ男性死亡 7月末の点検で“異常確認されず” 国交相「大変重たい事態」

東京・日野市の遊歩道でイチョウの木の枝が折れて落下し、36歳の男性が下敷きになり死亡した事故で、市がことし7月末に点検をおこなった際には、異常が確認されていなかったことがわかりました。

この事故は12日、日野市の遊歩道で、イチョウの木の枝が折れ落下し、歩いていた36歳の男性が下敷きになって死亡したもので、警視庁は13日、現場の確認などをおこなっています。警視庁によりますと、枝は少なくとも6本が折れ、一番高い所では10メートルほどの高さから落下したとみられるということです。

また、この木について、日野市がことし7月末に点検をおこなった際に、異常が確認されていなかったこともわかりました。1960年ごろに植樹されたとみられ、警視庁は事故の原因などを詳しく調べています。

この死亡事故を受け、斉藤国土交通相は「大変重たい事態だ」とし、公園を管理する日野市から速やかに事実関係の報告を受けたうえで、他の公園管理者にも必要な注意喚起をおこなっていきたいとの考えを示しました。

またここ数年、古くなった街路樹による倒木事故も起きていることから、樹木管理をどのようにおこなっていくのか、国交省としても早急に検討したいと述べました。