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「アレ」が流行語も“日本一” 大谷の名言トップ10圏外に… 新語・流行語大賞発表

2023年12月1日 19:40

今年、最も話題となった言葉に贈られる「新語・流行語大賞」に選ばれたのは「アレ」でした。阪神タイガースを日本一に導いた岡田監督の「アレ」。一方で、大谷翔平選手の“あの言葉”が大賞になると期待していた人もいました。

   ◇◇◇

1日、阪神タイガースのお膝元、兵庫県尼崎市の商店街は笑いが止まりませんでした。

「そりゃあアレやで、アレやで」

「阪神ファンは強烈ですからね。みんな満足されているんじゃないですか」

1日午後、この1年を表す毎年恒例の新語・流行語大賞が発表されました。

今年の年間大賞に選ばれたのは、阪神タイガースのチームスローガンでもあり、優勝を表した言葉でもあった「アレ(A.R.E.)」。その生みの親、阪神の岡田監督は「勝利監督(インタビュー)よりうれしい」と述べました。

「アレ」を含めて、1日にトップテンに選ばれたのは――

「首振りダンス」がSNSを中心に話題になった「新しい学校のリーダーズ」。

そして今年、将棋の藤井聡太八冠が全タイトル制覇を成し遂げたことでも増えている、自分では指さず観戦をメインに楽しむ人「観る将」。

さらに、ようやくできるようになった「声出し応援」などがトップテンに選ばれました。トップテンの言葉について、街の人は…。

10代
「新しい学校のリーダーズ」

40代
「声出し応援とかですかね。ライブもだけど声出しできるようになったことが、これが楽しくて」

――森高千里さんのバッグ…?

40代
「今日これからコンサートに行ってきます」

これから「声出し応援」に行く人も。一方で次のような声もありました。

60代
「大谷くんはどこにもいないね」

40代
「『憧れるのをやめましょう』入っていないんですね」

野球界のスーパースター・大谷翔平選手は、メジャーでリーグMVPに輝くなど今年も大活躍の1年でした。

大谷選手が今年3月のWBC(=ワールド・ベースボール・クラシック)決勝・アメリカ戦を前にチームメートに発した「憧れるのをやめましょう」。新語・流行語大賞にノミネートされていましたが、トップテン入りはなりませんでした。

この結果に、少しがっかりしている人もいました。

ビッグウッド姫路店・バイヤー 石原敬太さん
「どうせだったら、こういうセールやっていますし、『受賞してもらったらいいな』とは思っていました」

実は、ビッグウッド姫路店では、海外の家具や高級家具で傷がついてしまった商品などを最大90%引きで販売する、その名も「憧れるのをやめましょう割」を現在、実施しています。(11月30日~12月7日まで)

今日の結果を受けて、セールに影響があるか聞いてみると――

石原敬太さん
「(年間大賞を)受賞しなかったからといって、今回、割引をやめるわけでもなく、期間中はもちろん続けます」

2023年もあと1か月。来年はどんな言葉が話題となる1年になるのでしょうか。