仲邑菫三段が史上最年少でタイトル獲得 「中学生中に…」夢つかみとる 囲碁・女流棋聖戦
13歳の囲碁棋士・仲邑菫三段が、6日、史上最年少でタイトルを獲得しました。4年前には、プロ入りする際の夢として「中学生中にタイトルとりたい」と話していました。
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仲邑菫新女流棋聖(13)
「(タイトル)とることができたのは本当に奇跡かなと思うので、まだ実感はないですけど、うれしいです」
――今日の夕食はお母さんに何を頼む
仲邑菫新女流棋聖(13)
「へへ」
――焼き肉にしますか
仲邑菫新女流棋聖(13)
「したいです」
中学2年生の囲碁棋士・仲邑菫新女流棋聖(13)は、会見で笑顔を見せました。女流棋聖戦三番勝負の挑戦者として6日、第3局にのぞみ、見事、史上最年少でタイトルを獲得したのです。
相手は、8歳年上の上野愛咲美女流二冠(21)。上野女流二冠は、2年連続で公式戦最多勝利を誇るトップ棋士で、「ハンマーパンチ」の異名で呼ばれる超攻撃的な棋風で知られています。
2019年、当時9歳の仲邑新女流棋聖はプロ入りする際の夢を聞かれ、「中学生中にタイトルとりたいです」と話していました。
仲邑菫新女流棋聖(13)
「タイトルをとるということは大きなことだと思うので、達成できたことは自信になりました」
6日、“最強”の相手を破り、見事、夢をつかみとることができました。