教員の働き方の改善にむけた議論に現場の声を反映させてほしいとし教員志望の高校生らが文部科学省に要望書を提出しました。

依然として続く教員の長時間勤務の問題について、8日、教員志望の高校生らが文部科学省に要望書を提出し、中央教育審議会が進めている教員の働き方改革などについての議論に反映するために現役の教員や教員志望の学生など現場の当事者にヒヤリングを行うよう求めました。

要望書を提出した高校生らは、「教育はこどもに関することで、自分たちの未来にも関わってくることなのでわたし達の声や、現役の教員の声もきちんと聞いて進めてほしい」などと述べました。

教員の働き方改革をめぐっては、今年8月に中央教育審議会が緊急提言を出し、学校の事務作業などを手伝うスタッフの配置を進めることなどを挙げていて、文部科学省は給特法の改正を含む教員の働き方改革などの見直しについて、来年の春頃、一定の方向性を示したいとしています。