御嶽山噴火から10年…麓の村で追悼式
戦後最悪の火山災害となった御嶽山の噴火から27日で10年。麓の長野県王滝村では、追悼式が行われました。
追悼式は、噴火当時救助活動の拠点となった麓の公園で営まれました。遺族などおよそ70人が参列し、噴火時刻の午前11時52分に合わせて、黙とうが捧げられました。
父親を亡くした松井登輝也さん「災害から10年、私は教師になり、このような経験を子どもたちに話すことがあります。父の思いを私が生きた教科書として伝えていくこと、災害の教訓を伝承していくことが今後の私の務めだと思っています」
10年前の噴火では58人が死亡、5人が行方不明のままです。当日は天気も良く大勢の登山者が山頂付近にいたことで、戦後最悪の火山災害となりました。
27日も御嶽山では朝から山頂を目指す登山者の姿がみられ、犠牲者を多く出した「八丁ダルミ」や山頂などで手を合わせていました。