「シン学校プロジェクト」本格始動 “市民”と“行政”が協働で作り上げる“新たな学校の形” 愛知・一宮市
去年11月に行われたキックオフミーティングで話をする一宮市の中野正康市長(画像提供:一宮市)
校舎の老朽化が課題となっている愛知県一宮市で、新たな学校の形を模索する「シン学校プロジェクト」が進められています。
文部科学省は鉄筋コンクリートで造られた建物の耐用年数を70~80年程度としていますが、一宮市の市立小中学校61校のうち23校が築60年以上の校舎を使用しているため、学校施設の老朽化対策が急務となっています。
そこで始動したのが「シン学校プロジェクト」です。単に校舎の建て替えや改修を行うだけではなく、少子化で児童生徒数が減少している現状を踏まえた新時代にふさわしい学校の形について、市民と行政が協力して検討するもので、行政がプランを作成して市民の合意を得るという従来のやり方ではなく、ワークショップなどで市民と行政それぞれが意見を出し合いプランを策定することを目指しています。
2023年6月に行われた総合教育会議で同市の中野市長から提案がありプロジェクトがスタート。11月にはキックオフミーティングを開催し、基調講演やパネルディスカッションが行われました。今年3月には市民からの意見を踏まえた基本方針を作成。4月からは第1期候補校の募集を開始し、8月7日に対象校10校(前期5校、後期5校)を公表しました。
前期5校については、11月下旬から来年4月までに4回ほどワークショップを開催し、対象校に関わる地域住民らと議論をすすめ、来年9月頃までに基本計画が策定される予定です。
これまでに市民からは、保育園・児童館・児童クラブ・公民館などの施設を学校に併設する複合化や、複数の学校の統合、小中一貫校の新設などの提案が寄せられているということで、市は「市民や地域の皆さまからご意見をいただいて、協働して新しい学校のあり方を描き、作り上げていきます」と意気込みを述べています。
文部科学省は鉄筋コンクリートで造られた建物の耐用年数を70~80年程度としていますが、一宮市の市立小中学校61校のうち23校が築60年以上の校舎を使用しているため、学校施設の老朽化対策が急務となっています。
そこで始動したのが「シン学校プロジェクト」です。単に校舎の建て替えや改修を行うだけではなく、少子化で児童生徒数が減少している現状を踏まえた新時代にふさわしい学校の形について、市民と行政が協力して検討するもので、行政がプランを作成して市民の合意を得るという従来のやり方ではなく、ワークショップなどで市民と行政それぞれが意見を出し合いプランを策定することを目指しています。
2023年6月に行われた総合教育会議で同市の中野市長から提案がありプロジェクトがスタート。11月にはキックオフミーティングを開催し、基調講演やパネルディスカッションが行われました。今年3月には市民からの意見を踏まえた基本方針を作成。4月からは第1期候補校の募集を開始し、8月7日に対象校10校(前期5校、後期5校)を公表しました。
前期5校については、11月下旬から来年4月までに4回ほどワークショップを開催し、対象校に関わる地域住民らと議論をすすめ、来年9月頃までに基本計画が策定される予定です。
これまでに市民からは、保育園・児童館・児童クラブ・公民館などの施設を学校に併設する複合化や、複数の学校の統合、小中一貫校の新設などの提案が寄せられているということで、市は「市民や地域の皆さまからご意見をいただいて、協働して新しい学校のあり方を描き、作り上げていきます」と意気込みを述べています。