「環境に配慮して生産された米」を“見える化” 実証試験を開始 愛知県
愛知県内で生産されている「環境に配慮して生産された米」について、その度合いを消費者に分かりやすく伝えるための実証試験を開始すると、大村秀章知事が発表しました。
「環境に配慮して生産された米」とは、化学農薬や化学肥料の使用を控えるなど、環境負荷の少ない栽培方法で生産された米です。
これまで愛知県は、営農支援システムの開発を手掛けるウォーターセルとの共同研究で、この米が持つ価値を消費者に届けるための仕組み作りを進めており、「生物多様性の保全度」「温室効果ガスの削減度」を独自の計算手法で評価し、環境配慮の度合いを星で表示することが可能になりました。
今回の検証では、星の数を表示したシールを米袋に貼って実際に販売することで、販売促進にどの程度の効果があるか、販売量の比較や消費者へ聞き取りが実施されます。
シールが貼られた米は、服部農園と小久井農場の直売所で、11月下旬からすでに販売が開始されており、特設のWebページで消費者への情報発信も行われているということです。