愛知県は18日、県が運営する愛知県立総合看護専門学校の入学定員を削減すると発表しました。2024年度までの入学定員は120名でしたが、2025年度からは80名になります。

削減の理由について県は、大学の定員が増えたことにより同校の受験者数が減少したことなどを挙げています。同校の受験者数は、2011年度は728人でしたが、2023年度は286人まで減少していました。

県の担当者によると、大卒と専門学校卒では就職後の給与などに差が出ることから、大学志望者が増えているということです。また、看護師を目指す人は増えていて、県内の大学・専門学校・高校を合わせた入学定員数も増加しています。

県は、「今後も引き続き看護師養成を継続するとともに、県内の看護師等養成所の支援及び看護師の離職防止と再就業支援を進めていく」としています。