輸送をトラックから鉄道へ 物流の「2024年問題」に対応 三重・四日市市
物流の2024年問題に対応するため長距離トラック輸送の一部を鉄道に切り替える「モーダルシフト」という取り組みが、三重県で始まり、記念の式典が行われました。
17日、JR貨物四日市駅で行われたのは、半導体工場向けのガスを岩手県まで運ぶ貨物鉄道の出発式です。
残業規制の強化でトラック運転手の不足が懸念される「2024年問題」に対応するため半導体製造用のガスを供給する「ジャパンマテリアル」は、三重県から岩手県までのおよそ970キロの道のりのうちおよそ800キロをトラックから貨物鉄道に切り替えたということです。これにより二酸化炭素の排出量が、トラックだけよりも55%以上削減できるとしています。
ジャパンマテリアルは来年度以降、鉄道輸送の割合を段階的に引き上げていくことでトラック運転手不足の解決などに貢献したいとしています。