特殊詐欺事件の“かけ子”役に懲役3年の判決 タイを拠点としていたグループ 岐阜地裁
タイを拠点とした特殊詐欺事件で、うその電話の“かけ子”役で、詐欺などの罪に問われている男に懲役3年の判決が言い渡されました。
判決を受けたのは、尾川大介被告(50)です。
起訴状などによりますと、尾川被告は2023年9月、タイから岐阜県多治見市に住む男性(73)に「キャッシュカードが不正利用されている可能性がある」などとうその電話をかけ、キャッシュカードと通帳をさいたま市に郵送させ、だまし取った罪などに問われています。
26日に行われた判決で、岐阜地裁の戸崎涼子裁判官は「日本人の被害者らを標的とする詐欺を行うために、重要かつ不可欠の役割を果たしていて刑事責任は重い」などとして、懲役3年の実刑判決を言い渡しました。
最終更新日:2024年12月27日 6:35