<国指定重要文化財>豊橋ハリストス正教会「聖使徒福音者馬太聖堂」 46か月におよぶ保存修理工事が完了し公開へ 銅板屋根のふき替えや漆喰壁の補修などを実施 愛知・豊橋市
画像提供:豊橋ハリストス正教会
国の重要文化財に指定されている豊橋ハリストス正教会の「聖使徒福音者馬太聖堂」が、2020年12月から行われていた保存修理工事を終え、公開に向けて動き出しています。
同聖堂の建立は1913年。3層になった八角形の鐘楼が特徴的な木造の建物で、豊橋市によると、建立当時、柱や窓まわりの装飾は世界最先端だったということです。1983年に豊橋市指定有形文化財、1984年に愛知県指定有形文化財、2008年に国指定重要文化財に指定され、現在は市のランドマークの一つになっています。
2008年以降は経年劣化などで破損を繰り返すようになり、応急的な補修を続けてきましたが、1960年に行われた銅板屋根のふき替えから60年が経過して耐用年数に近づいたことや、外部の化粧材なども破損が見られるようになり、2020年に保存修理事業が計画されました。
同年12月に着工し、銅板屋根の全面ふき替え、腐朽した木部の解体補修、漆喰壁のひび割れ補修や破損部の塗替え補修、建具のガラス修理などが行われ、2024年9月に完了。総事業費は約2億1130万円で、愛知県や豊橋市の補助事業として実施されました。
12月1日に行われる「あいちのたてもの博覧会」のアフターイベントで特別公開されることが決定していて、11月5日から申し込み受付が始まります。
一般公開について、豊橋ハリストス正教会の司祭ソロモン川島大さんは「土日の礼拝時間内ならいつでもご見学いただけますが、急なスケジュール変更もあるため、訪問前にホームページで最新の情報をご確認ください。それ以外の一般公開は現段階で未定です」と話しています。
同聖堂の建立は1913年。3層になった八角形の鐘楼が特徴的な木造の建物で、豊橋市によると、建立当時、柱や窓まわりの装飾は世界最先端だったということです。1983年に豊橋市指定有形文化財、1984年に愛知県指定有形文化財、2008年に国指定重要文化財に指定され、現在は市のランドマークの一つになっています。
2008年以降は経年劣化などで破損を繰り返すようになり、応急的な補修を続けてきましたが、1960年に行われた銅板屋根のふき替えから60年が経過して耐用年数に近づいたことや、外部の化粧材なども破損が見られるようになり、2020年に保存修理事業が計画されました。
同年12月に着工し、銅板屋根の全面ふき替え、腐朽した木部の解体補修、漆喰壁のひび割れ補修や破損部の塗替え補修、建具のガラス修理などが行われ、2024年9月に完了。総事業費は約2億1130万円で、愛知県や豊橋市の補助事業として実施されました。
12月1日に行われる「あいちのたてもの博覧会」のアフターイベントで特別公開されることが決定していて、11月5日から申し込み受付が始まります。
一般公開について、豊橋ハリストス正教会の司祭ソロモン川島大さんは「土日の礼拝時間内ならいつでもご見学いただけますが、急なスケジュール変更もあるため、訪問前にホームページで最新の情報をご確認ください。それ以外の一般公開は現段階で未定です」と話しています。
最終更新日:2024年10月31日 10:56