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7歳女児虐待死 母親ら逮捕・起訴 市と児相の連携に問題ありと指摘 「そんなに連絡してもらっては困る」という発言も・・・ 愛知・犬山市要保護児童対策協議会

2024年12月20日 16:37
7歳女児虐待死 母親ら逮捕・起訴 市と児相の連携に問題ありと指摘 「そんなに連絡してもらっては困る」という発言も・・・ 愛知・犬山市要保護児童対策協議会
愛知県犬山市に住む7歳の女の子が死亡し、母親と内縁の夫が逮捕・起訴された事件で、児相と市との連携について課題があったことが内部検証の結果、指摘されました。

この事件は、今年5月、犬山市に住む、島崎奈桜ちゃん(7)が死亡し、母親の島崎みなみ被告(33)と、その内縁の夫の倉田凱被告(32)が、逮捕・起訴されたものです。

奈桜ちゃんは、虐待の疑いがあるとして、事件前に2度、児童相談所に一時保護されていましたが、その後、解除されていました。

事件を受け、犬山市は、児童福祉関係者や専門家などで構成される対策協議会に内部検証を依頼。その報告書が20日、市長に提出されました。

報告書では、“市町村案件”、“児相案件”と、お互いに事案を分け、部分的な情報共有で、それぞれが対応していたことなどが問題点として挙げられました。

今回、市として必要な対応は、保育園での傷やあざの確認のみとされていましたが、保育園が児相に報告をした際、「そんなに連絡してもらっては困る」という発言があったことなども明らかになりました。

第三者検証員 冨田正美さん:
「本来ですと保育園が親御さんと良好な関係をつくり、児童相談所と違う立場でいろいろなことができると思うがそこができてなかった」

再発防止策として保育園などの見守り機関が、家庭の支援者、味方として、保護者や子どもがSOSを出せる関係を構築できるよう、市が援助していく必要があることなどが指摘されています。

最終更新日:2024年12月20日 16:37
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