学生が旅館で迷惑行為 神戸大学が謝罪 サークルは処分決定まで活動停止へ
神戸大学のサークルの学生が旅館で障子や天井などを破壊する迷惑行為をしたことについて、大学が会見を行いました。大学側は謝罪し、サークルの処分決定まで活動停止を通告しているということです。
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25日午後4時すぎに神戸大学の会見が開かれました。
大村直人副学長
「この度は本学学生の不適切行為により、大変ご迷惑をおかけしておりますことを深くおわび申し上げます」
名門の国立大学、神戸大学のバドミントン同好会の学生らが旅館の設備を破壊する迷惑行為をしていた問題。SNSに上がっていた動画は事実だと認め、大学側が謝罪をしました。
キムチが入った容器を部屋の壁に向かって投げつけ、障子や天井などを次々と破壊していた神戸大学のバドミントン同好会の学生たち。撮影された動画や画像は、今月に北陸地方の旅館で行われた春合宿で撮影され、SNSで拡散されていました。
大村直人副学長
「宿泊施設の方々には直接、私どもがお伺いし、学生の行為について謝罪しました。施設の修復費用については、現在も相談中でございます」
神戸大学の学生や卒業生、合わせて62名が参加したという春合宿。大学は幹部4人に聞き取りを行い、事実関係を認め、旅館側に謝罪に訪れたいとの意向を示しているといいます。
しかし…
「春とか夏に合宿したり、合宿するのは知っていて、交流試合しているのも知っている。いつ、何人でというのは承知していない」
――この行為を行った時、酒を飲んでいた?
「夜の会の時にやっているので、そういうことだろうと思いますけど」
――言質はとっているのか?
「とれていない」
合宿の詳細を大学側が把握できていない様子や…
――いつ頃把握したのか?
「18日だったっけ? 19日ですかね?」
「18日の夜にSNSでアップ、19日の朝にチェックした」
「事実確認だけしかしていないので、理由までは調査しきれていない」
神戸大学は今後、残る58人に聞き取りを行うとともに、処分が決まるまでは同好会の活動を停止するとしています。