産地偽装で“2か月”停止 熊本県産アサリの出荷再開
産地偽装が発覚して、およそ2か月間、停止されていた熊本県産アサリの出荷が再開し、漁師からは喜びの声があがりました。
有明海にある川口漁協の漁場では、およそ40隻の船が2か月ぶりのアサリ漁を行っています。熊本市沖の有明海では、地元の漁協の組合員たちが、ジョレンと呼ばれる道具を使ってアサリを取っていました。
およそ2か月ぶりの漁の再開に漁師は。
――手に取ってみてどうですか?
漁師「やっぱり、いいですね。ここのが一番美味しい。ハマグリも。(偽装の根絶を)きっちりしてもらえたら、張り合いが出る。アサリ専門の私は」
熊本県産のアサリは、産地偽装問題を受けて2月8日から出荷停止となっていましたが、DNA検査で外国産が混入していないと確認された5つの漁場のアサリを対象に出荷が再開されました。
川口漁協(熊本市)藤森隆美組合長「やっと本当の地場産の県産アサリを出せるというのは1番の喜び。2か月間待ったかいがあった」
収穫されたアサリは県の認定を受けた工場で、選別や砂抜き作業が行われ、14日から販売協力店の店頭に並ぶ予定です。