運輸安全委「停止直前か停止後に脱線の可能性」東北新幹線事故
16日夜の地震により宮城県白石市で東北新幹線が脱線した事故で、運輸安全委員会が現地調査を行い、「車両は停止する直前か、停止してから脱線した可能性がある」との見方を示しました。
この事故は、宮城県白石市で、下りの東北新幹線「やまびこ223号」が脱線したものです。事故を受け、運輸安全委員会の鉄道事故調査官が17日、現地調査を実施し、レールに脱線した際の痕が残っているかなどを調べました。
運輸安全委員会・加藤剛鉄道事故調査官「走行中に脱線したかというところに着目していたので、痕跡として、走行中ではなく、停止または停止する直前の痕跡しかありませんでしたので」
鉄道事故調査官によりますと、新幹線は走行中ではなく、停止する直前か停止してから脱線した可能性があるということです。今後は、車両を別の場所に移動させて詳しく調べるなどして、事故原因の特定を進めるということです。
JR東日本によりますと、東北新幹線の那須塩原から盛岡駅の間は、少なくとも21日まで運転を見合わせることが決まっています。