脱線の東北新幹線“復旧に相当の時間” 空の便は運航に影響なし
JR東日本は脱線した東北新幹線について復旧に相当時間がかかると説明しています。
国土交通省によりますと宮城県白石市で脱線した東北新幹線は地震を検知して自動停止しましたが17両編成のうち16両が脱線していたということです。乗客75人と乗務員にケガはなかったということです。
現在、運輸安全委員会の鉄道事故調査官2人が脱線事故の現場に向かっています。
この脱線事故で東北新幹線は17日の始発から那須塩原駅と盛岡駅の間の上下線で運転を見合わせ、一部区間で本数を減らして折り返し運転をしています。
北陸新幹線や上越新幹線首都圏の在来線はおおむね通常通りに運行しています。
一方、空の便です。
日本航空と全日空によりますと、東北の各空港の滑走路などに被害がなかったため、17日の運航に影響はないということです。
全日空では東北地方への交通を確保するため、17日は羽田空港から福島空港、仙台空港へそれぞれ4便ずつ臨時便を運航する他、日本航空も羽田空港と山形空港間で1往復する臨時便の運航を決めています。