帆船海王丸の総帆展帆が行われる 満船飾も 富山・射水市
初夏を感じさせる天気のもと、富山・射水市では、帆船海王丸の総帆展帆が行われました。
帆船海王丸を保有する伏木富山港・海王丸財団によりますと、総帆展帆は、新型コロナウイルスの影響で2年半ぶりに行われた先月下旬に続いて、ことし2回目です。
作業は安全第一に、ゆっくりとそして丁寧に、 県の内外からの51人のボランティアと財団の職員が、1時間あまりかけて29枚のうち20枚の帆を張りました。
そして4日は、大型連休のイベントにあわせてお祝いの意をあらわす、国際信号の旗60枚を飾る満船飾も行われ、海の貴婦人といわれる帆船海王丸が優美な姿をあらわしました。
帆船海王丸の総帆展帆は、作業にあたるボランティアの高齢化と担い手不足が課題になっています。
財団は今年度、15歳以上でボランティアを検討している人を対象に、職員が案内する無料の見学会を始めました。
次の総帆展帆は今月29日、そして満船飾は7月18日の海の日に行われるということです。