アメリカ・ニューヨークのメトロポリタン美術館で2日、ファッションの祭典「メットガラ」が開催されました。メトロポリタン美術館のファッション部門の活動資金を集めるための一大イベントです。

世界中から豪華セレブたちが集結し、きらびやかなファッションを披露します。

例年5月に開催される「メットガラ」ですが、2020年は新型コロナウイルスで中止、去年は9月に延期されたため、3年ぶりの5月の開催となりました。

人気タレントのキム・カーダシアンさんは、髪もドレスも金色でレッドカーペットに登場しました。ツイッター買収で話題のイーロン・マスク氏の姿もありました。

そうそうたるセレブが集まるメットガラ。招待客は無料ですが、参加するためのチケット代は、およそ3万ドル、日本円でおよそ390万円です。

新型コロナ前の2019年に集まった資金は、過去最高の1500万ドル、（当時のレートで）日本円でおよそ16億5000万円を記録したということです。

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こうした中、ニューヨーク市内では感染者が増加しています。地元保健当局は、2日、感染リスクレベルを「低い」から「中程度」に引き上げました。

しかしマンハッタンを行き交う人を見ると…

記者（米・ニューヨーク）
「市内を見渡すと、マスクを着けている人はあまり見受けられません」

感染リスクのレベル引き上げで新たな制限などはありませんが、ニューヨーク市は、屋内でのマスク着用を引き続き強く推奨しています。

一方、こんな声も上がっています。

医療従事者
「もっと規制を強めれば、もっと早く感染はおさまると思います」

新型コロナ検査技師
「マスクを取る時期ではありません。ウイルスはまだそこにいるんだから」

地元メディアは、実際の感染者はさらに多いと考えられるとしています。