日頃から持ち歩いて備える“防災ポーチ”5つの重要アイテムとは?
日頃から心がけておきたい災害への備え。今回は外出中の備えに注目して、日頃から持ち歩いて備えるための“防災ポーチ”の作り方について、地震学や防災教育を専門に研究を行っている慶応義塾大学の大木聖子准教授監修のもと、防災士の資格を持つ大久保沙織キャスターがお伝えします。
◇◇◇
訪れたのは都内にある100円ショップ。今回は伊藤大海アナウンサーに、100円ショップにある商品の中から、防災ポーチに必要だと思うものを選んでもらい、大久保沙織キャスターがチェックしていきます。
伊藤大海アナウンサー
「中身を選ぶ際のポイントはありますか」
防災士・大久保沙織キャスター
「職場やよく行く場所からの帰り道に災害に遭った時に何が必要か、ないと困るものを入れましょう」
今回は、車や電車、エレベーターなどに閉じ込められたとき、最低限必要なものを考えます。選ぶものは、持ち運びしやすい重さ・大きさなのもポイントです。
伊藤大海アナウンサーが選んだのはこちら。
・バンダナ
・ウエットシート
・ライト
・靴下
・歯ブラシ
・ゴミ袋
・マスク
防災ポーチに入れるべき5つの重要アイテム(大木聖子准教授監修による)があるんですが、何個当てはまっているのでしょうか…?
まず、重要なのは伊藤大海アナも選んでいたマスク。感染症対策や細かい塵を吸い込まないために大切です。二つ目は、ウエットシート。伊藤アナも選んでいましたが、衛生面の観点からアルコールタイプの方がより良いでしょう。
続いては…
防災士・大久保沙織キャスター
「伊藤さんと同じく選んだのがライトです。ライトになるだけではなくて、ホイッスルもついているんです」
助けを呼ぶホイッスルと、暗いところで役立つライトはどちらも重要アイテム。
伊藤大海アナウンサー
「災害時に笛って結構大事なんですね」
防災士・大久保沙織キャスター
「そうなんです。皆さんに持っていただきたいものになります」
最後の重要アイテムは…
防災士・大久保沙織キャスター
「携帯トイレです」
伊藤大海アナウンサー
「携帯トイレ!? これ100円ショップに売っているんですね」
処理するまでの間、排泄物をまとめておくため、特に凝固剤とポリ袋が入ったタイプのものが適しています。災害時に一つでもあると安心です。
以上の5つが重要アイテム。ほかには、レインポンチョや寒さを凌ぐためのアルミ温熱シートもあると便利だといいます。
さらに子どもに持たせる防災ポーチには折り紙も良いといいます。災害時の集合場所や連絡先などを書き込んでから紙を折って持たせると、子供が読んで安心することができるし、行動することもできるのでいいそうです。