インサイダー取引の疑い、元裁判官を在宅起訴
未公開情報をもとにインサイダー取引をしたとして、東京地検特捜部は25日、金融庁に出向していた元裁判官の男を在宅起訴しました。
金融商品取引法違反の罪で在宅起訴されたのは、金融庁に出向していた元裁判官の佐藤壮一郎被告です。
特捜部によりますと、佐藤被告はTOB(=株式公開買い付け)に関する業務で知った未公開情報をもとに、今年4月から9月にかけて10社の株をあわせておよそ950万円で買いつけ、インサイダー取引をした罪に問われています。
関係者によりますと、佐藤被告は証券取引等監視委員会の調査に対し、不正な取引を認めていたということです。
また特捜部は、東京証券取引所元社員の細道慶斗被告が今年1月以降に職務で知った未公開のTOB情報を父親の正人被告に伝え、正人被告はその情報をもとに3社の株をおよそ1700万円で買いつけたとして、2人を金融商品取引法違反の罪で在宅起訴しました。
最終更新日:2024年12月25日 22:17