50時間超も…首都高の複数路線で通行止め続く なぜ長時間に? 解除の見通しは?
首都高速道路では、5日に通行止めが始まってから50時間以上がたちますが、現在も複数の路線で通行止めが続いています。解除の見通しはどうなっているのでしょうか。中継です。
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私は首都高4号新宿線・外苑入り口近くにいます。道路上には雪はほとんど残っていません。先ほど除雪がほぼ完了し、安全の確認がとれ次第、順次解除していくということです。
首都高速道路によりますと、7日午後3時半時点で、都心環状線や3号渋谷線、4号新宿線など5路線で通行止めが続いています。
首都高は7日朝までに通行止めの解除を目指し、夜通し国土交通省・関東地方整備局などの重機の応援を受けながら、手作業でも雪の運び出し作業を行いましたが、複数の路線で解除にいたっていません。
なぜ、ここまで時間がかかっているのか。理由は大きく2つあります。
1つめは構造です。首都高は高架橋が多く、一度冷えてしまうとあたたまりにくく、盛り土の上にアスファルトを敷いている高速道路と比べて地熱が伝わりづらく、雪がとけにくい特徴があります。
そして、もう1つは路肩の狭さです。安全面から白線の外側もしっかり見えるように除雪を行わないといけません。集めた雪を路肩にためることができず、道路外に運び出す作業に時間がかかったということです。
除雪作業はほぼ完了したということで、安全確認がとれ次第、順次、通行止めを解除していくということです。