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「災害ボランティア」石川・珠洲市で受け入れ開始 来週9日まで1日15人前後

2024年2月3日 17:16
「災害ボランティア」石川・珠洲市で受け入れ開始 来週9日まで1日15人前後
能登半島地震は発生から34日目です。甚大な被害を受けた石川県珠洲市では、災害ボランティアの受け入れが始まりました。

珠洲市のボランティアセンターに1台のバスが到着しました。降りてきたのは、災害ボランティア14人。

珠洲市・泉谷満寿裕市長「ボランティアの皆さんが、珠洲市の皆さんを前に向かせる力になる。 気を付けて活動いただきたい」

岐阜から参加「映像見るだけで現地に行けないという悔しさがあったので、何か自分にできることを最大限やれればと思う」

向かった住宅では、使えなくなった家具などが無造作に置かれていました。割れたガラスなどを手分けして、トラックに積み込んでいきます。

断水が続き、ボランティアが宿泊できる場所がないことなどから、作業は日帰りです。来週9日(金)まで、毎日15人前後が活動する予定で、募集からわずか6分で定員に達したといいます。

ボランティア「いっぱいできるわけではないので、また次も来られるように、余力を残してやりたいと思う」

作業を始めておよそ1時間。軽トラック4台分の災害廃棄物を回収し、仮置き場へ運びました。県は、「道路状況や安全の観点から、個人個人で能登に入ることは控えてほしい」としています。

一方、輪島市では。

入居した人「(自宅が)火事で焼けてしまったので」

先月31日(水)に完成した仮設住宅への入居が始まりました。

入居した人「茶碗や、鍋も入っている」

寒さ対策のためガラス窓が三重になっている他、オイルヒーターなども備え付けられています。輪島市は元々の地域コミュニティーにも配慮しながら、子どもや高齢者がいる家庭などを優先して受け入れる方針です。

入居した人「(避難所では)静かにしておけと言われて病気になりそうで、それよりもここで1人でいる方がいい。精神的には楽です。気を使わなくていい」

今回、入居できるのは、18世帯55人。輪島市内ではきのうまでに548戸の仮設住宅の建設に着手しているものの入居の申し込みは4000件以上にのぼっています。

被災した人の生活の再建は、まだ始まったばかりです。
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