“メタノール飲ませ妻殺害”「すぐに救急車を呼ばなかったことは…」元研究員の男に懲役16年の実刑判決
都内の自宅で妻にメタノールを飲ませて殺害した罪に問われている製薬会社「第一三共」の元研究員の男に対し、東京地裁は30日、懲役16年の実刑判決を言い渡しました。
「第一三共」の元研究員・吉田佳右被告は2022年1月、東京・大田区の自宅で妻の容子さんにメタノールを飲ませて殺害した罪に問われ、これまでの裁判で無罪を主張していました。
東京地裁は30日の判決で、「吉田被告は、被害者にメタノールを摂取させる機会があったと認められ、すぐに救急車を呼ばなかったことは、吉田被告がメタノールを摂取させたとすれば、合理的に説明できる」と指摘しました。
「40歳という若さで幼い息子をのこして亡くなった被害者の無念さは察するに余りある」として、吉田被告に懲役16年の実刑判決を言い渡しました。
最終更新日:2024年10月30日 17:51