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臨界事故から12年 再稼働は厳しい姿勢で

2011年9月30日 12:53
臨界事故から12年 再稼働は厳しい姿勢で

 作業員2人が死亡した「ジェー・シー・オー(JCO)」臨界被ばく事故から、30日で12年となった。事故があった茨城・東海村の村上達也村長は、「日本原子力発電」東海第二原子力発電所の運転再開には厳しい姿勢で臨む方針を強調した。

 村上村長は30日の朝礼で「原発による数十年の経済的繁栄は、一炊の夢と終わったのであり、その結果は全てを失うということを福島原発事故は証明した」と述べ、福島第一原発事故への政府の対応を批判した。その上で、停止中の東海第二原発の運転再開には厳しい姿勢で臨む方針を示した。

 村上村長は、原発の運転再開には技術的な安全対策だけではなく、政府が周辺住民の生活を保障する必要があると話している。

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