台風は1日午後に福井に最接近か 総雨量増え警報級の大雨になるおそれも
台風10号は四国付近にあってゆっくりと東へ進んでいます。県内には来月1日午後に最も接近する見込みで、台風の動き次第では、同じ場所で雨が降り続き総雨量が増える恐れもあり、注意が必要です。
30日の県内は台風の接近に伴って南から暖かく湿った空気が流れこみやすい状態となっていて、雨が降ったりやんだりの天気となっています。
福井市の住宅街では、市民が植木鉢を紐で固定したり、窓ガラスにテープを貼ったりして対策を進める人もいました。
市民
「テレビで台風の報道がすごいから心配して念のために養生テープを貼った」
一方、県は会議を開いて今後の対策について関係機関と調整を進めました。週末の接近が予想される中、災害対応や連絡の体制を事前に確認しておくことや、イベントについては天候の状況を見ながら安全最優先で判断することを確認しました。
なお一部の県立高校では、学校祭 文化祭の延期や、繰り上げ開催を決めたということです。
福井地方気象台によりますと、台風10号は来月1日午後に県内に最接近し、熱帯低気圧に変わる見込みで、来月2日にかけては警報級の大雨となる可能性もあることから、土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水などに注意が必要です。