大型トラックで80代女性をひき逃げ 過失運転致死などの罪に問われた女に猶予付き判決
2024年8月に大型トラックで女性をはね、死亡させたうえ、そのまま逃げたとして過失運転致死などの罪に問われていた女の裁判で、福井地裁は19日、懲役3年 執行猶予5年の有罪判決を言い渡しました。
起訴状などによりますと、坂井市丸岡町城北の元トラック運転手江夏真由美被告(53)は、福井市大宮の国道で、道路を横断していた近くの88歳女性を大型トラックではね、死亡させたうえそのまま逃げたとして、過失運転致死と道路交通法違反の罪に問われていました。
19日の判決公判で、福井地裁の德井隆一裁判官は「最低限の義務を守らず立ち去っており、刑事責任は重い」などとして、懲役3年 執行猶予5年の有罪判決を言い渡しました。
裁判を傍聴していた、亡くなった女性の家族は憤りを隠せない様子です。
■次男
「直接謝罪は受けていないので納得がいかない 救えたかどうかは分からないが、最善の手当てをしていれば結果は変わっていたかもしれないと思う」
なお弁護側は控訴について、被告と話し合って検討するとしています。