飲酒検問中の警察官をひき逃げした男に懲役2年執行猶予4年の有罪判決
飲酒検問中の警察官をひき逃げ 男に懲役2年執行猶予4年の有罪判決(2023年福井市の犯行現場)
飲酒検問中の警察官をはねけがをさせたにも関わらず、その場から逃げたとして、ひき逃げなどの罪に問われていた男の裁判で、福井地裁は懲役2年 執行猶予4年の有罪判決を言い渡しました。
この裁判は2023年7月、福井市東森田の建設業 中串彰志被告(32)が、福井市内の県道で、飲酒運転の検問中だった40代の警察官をはねて、頭の骨を折る全治5か月の重傷などを負わせたにも関わらず、現場から逃げたとして、過失運転致傷などの罪に問われていたものです。
13日の判決公判で福井地裁の内山孝一裁判官は、「被告人の犯行は危険で悪質であり、さらにその場から逃げたのは無責任極まりない」と指摘しました。
一方で、はねられた警察官が職場復帰していることや、同居する被告の父親が指導・監督を約束していることなどを考慮して、検察側の懲役2年の求刑に対し、懲役2年保護観察付きの執行猶予4年の有罪判決を言い渡しました。
最終更新日:2025年2月13日 19:31