【全文公開】悠仁さまきょう卒業 高校生活ではバドミントン部での活動や文化祭、修学旅行など楽しまれる

秋篠宮家の長男・悠仁さまは18日、筑波大学附属高校を卒業されました。バドミントン部の活動やスポーツ大会、文化祭、沖縄県への修学旅行などを楽しみ、3年間、充実した高校生活を送られた悠仁さま。高校卒業に際し発表された文書全文を紹介します。また、卒業に合わせて宮内庁は悠仁さまのバドミントン部での練習風景の写真を3枚公開しました。(表記は宮内庁表記のまま)
「参考事項 (悠仁親王殿下筑波大学附属高等学校ご卒業に当たり)宮内庁皇嗣職」
悠仁親王殿下は、幼稚園から中学校までお茶の水女子大学の附属学校園に通われた後、筑波大学附属高等学校に入学されました。
「自主・自律・自由」をモットーとする校風のもと、新しい環境で新たなご友人たちとの出会いがあり、学びを深められながら、学校行事や部活動など様々な経験をされて、のびやかに充実した高校生活を送られました。3年間、心身ともにご立派に成長されました。
高等学校の各教科の学習とともに、3年生の初夏まではバドミントン部の活動を楽しみながら、試合に出場されたり、ご友人の応援をされたりしました。
学校行事では、文化祭(桐陰祭)、スポーツ大会、沖縄県への修学旅行などに参加され、良い思い出になったそうです。
昨年9月の桐陰祭では、クラスの仲間と協力して耐熱煉瓦を組み上げた石窯を作成し、その中で焼いたピザの販売を行われました。窯の中の温度を上げるために煉瓦の組み方を変えたり、空気の送り込み方を工夫したりと試行錯誤の連続だったそうですが、上手くピザが焼けた時にはクラスの仲間とともに達成感を味わわれたようです。
スポーツ大会では、3年生の時もバレーボールに出場されました。チームの仲間と休み時間を使って練習し、ともに喜び、声を掛け合いながら、プレーをなさっていたそうです。また、クラス全員が参加するクラス対抗戦では、実行委員が発案した「棒奪い」という競技に出場されました。
悠仁親王殿下は、大学ご進学を見据えて学習を続けてこられた中で、筑波大学がご自身の学びたい環境であるとお考えになり、同大学の受験を目指されました。そして、ご自身の筑波大学附属高等学校における評定が、筑波大学生命環境学群生物学類の推薦要件を満たしていることを確認されて、学校推薦型選抜の入試を受けられることを考えられました。志願理由書(志望の動機)などの出願書類の作成や面接の練習は、自己理解を深められる機会となったようです。11月下旬の本番の試験は緊張されたそうですが、準備したことを発揮されることができたようで、12月11日に合格されたことについては、喜びはもちろんのこと、それよりも安堵のお気持ちが大きかったとお聞きしております。
学校以外の時間には、3年生になられると屋外のご活動の頻度は少なくなりましたが、学習時間の合間を見て、野菜、稲の栽培やトンボ類をはじめとする生き物の生息環境の観察もされました。
悠仁親王殿下は、幼稚園の時からトマトやナス、キュウリなどの野菜を、小学校4年生からは、米の収穫もでき、生き物が集まる環境にもなることから、稲の栽培をなさってこられ、農作物へのご関心を深めてこられました。中学生の時の個人研究のテーマとして始められた稲の交配実験は、高校時代にもその経過観察を継続されました。
3月上旬に行われたご成年を迎えられての記者会見に高校ご在学中の18歳というご年齢で臨まれ、懸命に準備を重ねられて、緊張感をお持ちになりながらもご自身のお考えを述べられました。ご成年を機に、自らのお立場を改めて認識され、お考えをまとめられる貴重な機会になったものと拝察しております。
4月には筑波大学生命環境学群生物学類に入学され、9月6日には成年式が行われる予定です。大学ご在学中は学業を優先されることとなりますが、成年式を終えられますと宮中行事へのご出席を始め、公的なご活動の機会が増えることと思われます。