「若狭かれい」天日干し 寒風にさらし甘み増す 肉厚の身、うま味も凝縮 小浜市から全国へ発送
天日干しされる若狭かれい=19日正午ごろ、小浜市川崎
小浜市内では、冬の味覚「若狭かれい」の天日干しが始まり、寒風に吹かれた身はしっとりとした甘さに仕上がります。
同市川崎の鮮魚店・魚安商店では、例年より半月遅れて11月上旬から「若狭かれい」の天日干し作業を始めました。うろこや内臓を取り除き、塩を振ってから時間をおいて洗うなど、カレイは丁寧に下処理され、店の人がしっぽに近い部分に串を打って、手際よく縄に干していきました。
カレイは体長20センチから25センチで、今年は身が肥えていて肉厚だということです。
■魚安商店 店主 毛利晶一さん
「天日干しすることで甘みが増す。寒風に吹かれることによって、乾きが早く、うま味も凝縮される。冬場の醍醐味で、一度ご賞味いただけたら」
天日干しの作業は来年3月まで続き、注文に応じて、多い日には1日で200匹を干すということで、関東や関西を中心に全国各地に発送します。
最終更新日:2024年11月19日 20:46